はじめに
突然ですが、
「面倒臭い人」と聞くと、どんな印象を受けますか?
正直、良い印象を持つ人は少ないのではと思います。
「何かと手がかかる」「相手を疲れさせる」といったネガティブなイメージが浮かぶからです。
私はこれまで、「面倒臭い人だと思われたくない」という気持ちから、自分の意見を控えたり、質問を遠慮したりしてきました。
しかし、美容師さんから言われたある一言で、気がついたのです。
自分に対して面倒臭いヤツでいることは、自分に対して本気になるということなのでは?と。
あなたはあなたにとって“面倒臭いヤツ”ですか?
美容師さんに言われた一言
ある日、美容室でのことです。
施術中の雑談の中で、私の何気ない悩みを聞いていた美容師さんが、こう言いました。
「もっと面倒臭いお客さんになっても良いと思いますよ。」
その言葉は、私にとって衝撃的でした。
まるで「もっと自分自身に本気になってもいいんじゃない?」と言われたような気がしたのです。
(自分で勝手にそう受け止めて、ちょっと泣きそうになっていました)
曖昧に済ませる癖
振り返ると、私は病院やお店で、「ちょっと聞きたいけど、これ以上質問したら迷惑かな」と思い、曖昧な理解のまま納得したふりをしていたことが何度もありました。
「きっとこういうことだろう」と自分に言い聞かせることで、深く追及する時間や手間を省き、相手にも自分にも楽をさせていたのです。
しかし、美容師さんの言葉をきっかけに気づきました。
それは「相手を思いやっている」わけではなく、「自分自身に対して本気になれていない」だけだったのだと。
自分の本当の気持ちから逃げている?
美容師さんの言葉は、私の中である人の言葉と重なりました。
リベ大の両学長が以前ライブで、転職活動のモチベーションについて悩んでいる視聴者の方に対してこう言っていたのを思い出しました。
「自分の人生にどれだけ本気で向き合うか?どのくらい本気で変えたいと思ってるか?結局はそこじゃないかなと思う。」
私たちが“面倒臭い自分”を避けているのは、もしかしたら自分の本当の気持ちに向き合ったり、それに気づくのが怖いからなのかもしれませんね。
「面倒臭い自分」は、強さである
これからの人生、仕事でもプライベートでも、何かを成し遂げるためには、ある種の「ハングリー精神」が必要になってくると思います。
条件の交渉や問題解決の場面では、遠慮や曖昧さを排除して、自分の意思や疑問をしっかり伝える力が求められます。
それはきっと「自分に対して面倒臭いヤツ」でいる姿勢から生まれてくるものなのではないか、と今の私は思うのです。
おわりに
確かに、「面倒臭い」という言葉にはネガティブな響きがあります。
しかし、人生を前向きに切り開くためには、自分自身が自分に対して「面倒臭いくらい本気」になることが必要なのかもしれません。
私たちは自分の気持ちを一旦脇に置いて、相手のことを考えたり、相手に合わせることに慣れすぎているように感じることがあります。
自分は本当はどうしたいのか。何を望んでいるのか。
自分の疑問や願望、理想を曖昧にせず、深掘りして向き合うことで、より充実した未来へとつながっていくはずです。
あなたもあなたにとって「面倒臭いヤツ」であり続けてみませんか😁
最後までお読みいただきありがとうございました🌸🌸